EC 運営をしている人には、Amazon へ出品している方も多いのではないでしょうか。
しかし、多くの商品の中から自社商品を見つけてもらうことは大変でしょう。
そんな方におすすめなのがAmazon広告です。

今回のブログは、Amazon 広告の種類やメリットを紹介します。Amazon 広告を始める上でぜひご参考いただけましたら幸いです。

Amazon 広告とは

Amazon の広告媒体資料によると、ECとしてでなくメディアサイトとしても国内ではトップクラスのアクティブユーザ数やリーチ率を誇っています。
世界最大規模を誇るオンラインショッピングサイトである「Amazon」が提供している広告などを含んだプロモーションツールはAmazon 広告となります。
Amazon の広告でブランドと商品の認知を高め、より多くの購入者にリーチして、売上の向上に役立ちます。

画像引用先:広告媒体資料 (2023年7-9月期)
参考:Amazonでの販売促進にスポンサー広告を活用

Amazon 広告の特徴

Amazon 広告を出稿する場合は費用がかかります。そのため、最も気になるポイントは費用対効果でしょう。
それでは、Amazon 広告の仕組みを踏まえながら、その特徴について解説していきます。

➊ 購買意欲の高いユーザーが多いため、費用対効果が高い

他の検索サイトや広告媒体と比べて、Amazon 広告のもっとも大きな強みは、ユーザーの購買意欲が非常に高いことです。
なぜなら、Amazon を利用しているユーザーは「商品を知りたい」ではなく、「商品を買いたい」という気持ちを持っているからです。
また、Amazon プライムを利用している人は「送料無料」といったサービスを受けられるため、サクッと購入する傾向があります。
そのため、他の販促方法に比べて、Amazon 広告の費用対効果が高いと言えるでしょう。
下記はインターネット時代の顧客行動のフローを表現した代表的モデルです。
※AISAS(アイサス)とは Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)

➋ 商品を探しているユーザーに見つけてもらいやすくなる

10ページ以上に表示される商品が発見される機会も少なくないでしょう。
Amazon 広告を利用すると自社の商品を見つけてもらいやすくなります。
なぜなら、Amazon 広告は検索ページの1ページ目の上部や商品ページに自社商品を掲載するからです。
ユーザーの見やすい位置に広告が掲載されれば、クリックされる可能性が高くなり、売上向上につながります。

➌ 膨大なデータを活用することで細かいターゲティングが可能

Amazon 広告は、Amazonに蓄積されている顧客の購入データを利用した「ターゲティング設定」ができることも特徴の一つです。
Amazon 広告のターゲティングは大きく分けて「オートターゲティング」「マニュアルターゲティング」2種類あります。
マニュアルターゲティングは下記の3つに大別されます。
・キーワードターゲティング
・商品ターゲティング
・オーディエンス
広告種類により使用できるターゲティングが異なります。
Amazon 広告のターゲティングの詳細をまとめましたので、ご参考までにご一読ください。

➍ レビューでさらに売れやすくなる

コロナの影響で、企業の大手ECモールへの参画や、独自のECサイトの立ち上げなど非対面販売は拡充され、EC・通販経由で商品を購入する消費者が増加しました。
「事業者がユーザーを装って口コミを投稿したり、一般の消費者にお金を払って書き込みさせたりする」という事実にもかかわらず、
株式会社KDDIエボルバの『2021年EC・通販ユーザー動向調査レポート』は、口コミによる購入経験は9割以上、企業アプローチの購買意欲への影響度は6割を示しています。
Amazon 広告にはレビュー評価(星の数)が表示されるため、レビュー数や評価スコアはユーザーの購買行動にも大いに影響します。
レビュー数が増加するとAmazon 内での検索順位が上がるだけではなく、広告効果(CTRとCVR)や売の向上が期待できる可能性があります。

Amazon 広告の種類

Amazon広告には、Amazon内で配信される広告と外部に配信される広告があります。
内部広告のほうが直接的な効果が良いため、内部広告であるスポンサープロダクト、スポンサーブランド、スポンサーディスプレイ広告を中心に解説をしていきます。

➊ 内部広告:スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告は、Amazon の検索結果ページと商品詳細ページに表示される広告です。商品名の上部に「スポンサー」と表示されています。

自社商品に類似する商品を探しているユーザーに対して表示するため、売上を上げたい場合に最適な広告です。


参考:amazon ads|スポンサープロダクト広告

➋ 内部広告:スポンサーブランド広告

商品検索結果の上下や、商品詳細ページなどにブランドロゴやカスタム見出し、および複数の商品を掲載するクリック課金制(CPC)の広告です。

スポンサーブランド広告は関連性の高い商品が検索結果に表示され、類似商品を購入しようとしているお客様にとって自社の関連商品を見つけやすくするのに役立ちます。

画像引用先:amazon ads|スポンサーブランド広告

➌ 内部広告:スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告とは、興味関心や行動データをもとにターゲティングをして、Amazon のトップページや商品詳細ページなどに表示されるディスプレイ広告です。
商品画像、価格、バッジ、レビューの星の数、「今すぐ買う」ボタンなどで構成されているため、購買意欲の高いユーザーをを効果的に引きつけられます。


画像引用先:amazon ads|スポンサーディスプレイ広告

➍ その他(外部広告)

名前の通り、Amazonの外に表示される広告です。
例えば、AmazonDSP、動画広告、音声広告、カスタム広告ソリューションがあります。
Amazonに訪問していないユーザーも対象にできるため、ターゲットをさらに広げて多くの人に情報を届けたい広告主にはおすすめです。

最後に

Amazon 広告の特徴や出稿方法を紹介しました。
リスティング広告と比べても費用を抑えることが可能なので、予算が限られている中小企業にも向いている広告です。
次回のブログでは、Amazon 広告や注意点について詳しく解説します。
Web 集客に悩まれる方が多いと思いますので、お悩みがありましたら何なりとご相談ください。

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