今のウェブサイトの使い勝手が悪くて、デバイスの画面サイズに応じて表示したい…
コストをかけてウェブサイトをリニューアルしましたが、あまり効果がありません…
新規既存のお客様に問わず、ウェブサイトリニューアルにつて様々なご相談を受けました。

大きな投資をしたにも関わらず、ニューアルでウェブ経由の売り上げが増えないばかりか、むしろ逆効果になってしまったというケースは少なくありません。

今回の記事は、ウェブサイトリニューアルのタイミングやリニューアルの失敗を防止するポイントを解説します。ウェブサイトリニューアルを検討している方、ぜひご参考ください!

ウェブサイトリニューアルとは?サイト更新・改修との違い

「ウェブサイトリニューアル」は一体どんなことなのか?
最初に、ウェブサイトリニューアルという作業内容を説明します。

国立国語研究所の説明によると、「リニューアル」は新しく作り直して再生させること。
建物などは「新装」、抽象的な事柄には「一新」、対象によってリニューアルの意味が少し異なる場合もあります。要するに、悪い点を取り除いて、全く新しくする「刷新」の意味が強いです。

そのため、ウェブサイトをリニューアルすることは、サイトの構成やデザイン、構築しているシステムを変更して、斬新なサイトに変える作業をいいます。

サイトリニューアルと、よく似た「サイト更新・改修」の概念があります。
サイト更新とは特定のページや内容を変更すること、サイト改修とは既存ページの機能を変更・追加することです。
それらの違いを下記の表で比較しました。業務範囲だけではなく、かかるコスト(費用や労力)なども異なります。

ウェブサイトリニューアル ウェブサイト更新・改修
説明 サイトの構成やデザイン、構築しているシステムを変更して、斬新なサイトに変えることです。 更新は特定のページや内容を変更すること、改修は既存ページの機能を変更・追加することです。
発生頻度 BtoB企業の場合 3~5年
BtoC企業の場合 2~3年
随時
期間 月単位
ウェブサイトの規模やリニューアルの内容によって異なります。一般的には1ヶ月〜1年です。
日単位
更新や改修の内容によって異なります。テキストの場合は1営業日、ページの改修は5営業日~1ヶ月が必要なケースもあります。
費用相場 数十万円~数百万円 年間数万円~数十万円
注意点 サイトを新しく開設するときと同じく、競合調査・現状分析や情報整理、外注業者の選定などが必要です。 更新・改修の箇所(どこをどのように修正するか)を的確に伝えることが重要です。

ウェブサイトリニューアルのタイミングと種類

ウェブサイトリニューアルとサイトの更新・改修の違いを紹介しました。
実は、サイトの改善に本当に必要なのは「リニューアル」ではなく、「一部の改修」のほうが適切だというケースはかなり存在します。自社のサイトにとって、必要なのはリニューアルですか?または、改修ですか?
次は、ウェブサイトリニューアルのタイミングと種類を説明していきます。

ウェブサイトをリニューアルすべきタイミングは、大きく下記の 3 つの場合に該当されます。
➊ 企業イメージやマーケティング戦略を見直した時
➋ 古くなったデザインやシステム機能を刷新する時
➌ 数年にわたってサイトを更新・改修してもCVR(コンバージョン率)が低迷した時

※CVR(コンバージョン率):ウェブサイト訪問者のうち、購入や問い合わせなどそのサイトの最終成果に至った件数の割合のこと。

要するに、現在のウェブサイトが「合わない」「使いにくい」「役に立たない」のタイミングで、リニューアルを検討しましょう。そうではない場合は、サイト改修などのほうが適切かもしれません。

目的やサイトの状況によって、実施すべき「リニュアルの内容」も異なります。
例えば、イメージやユーザビリティの向上を目指すなら、「デザインリニューアル」を行います。
デバイスの画面サイズに応じて表示の最適化を行わなければならない場合は、「レスポンシブ対応リニューアル」を実施します。更新作業の簡便化やSEO対策などを目的とする場合は、「システムリニューアル」を検討したほうがいいかもしれません。

ウェブサイトリニューアルの種類は、デザイン・レイアウトなどの「表層的リニューアル」とUI(ユーザーインターフェイス)の改善・CMSの導入などの「構造的リニューアル」2つに大きく分けています。

ウェブサイトを「家(建物)」に例えると、構造的リニューアルは、全てまたは一部の間取りを変更したり、壊して新しく立て直したりする【改築工事】、表層的リニューアルは、【外装工事】や【内装リフォーム】ではないでしょうか。

自社サイトに適切なリニューアルすべきのは「表層的リニューアル」ですか?
または、本格的な「構造的リニューアル」ですか?
リニューアル内容を決める前に、そのウェブサイト(ホームページ)の現状や課題を把握しないといけません。
なぜなら、あるべき姿に照らして現状を正しく認識することができていないなら、事実や情報をもとに考える筋道を立てられなく、正確な対策を導くこともできないからです。

身体の異常を感じて病院に行くことを想像してみてください。医師は患者さんに病状を問診した上で、検査の結果から処方箋や治療方法を出します。しかし、体質・病気に合わない薬や誤診によって治療の開始が遅れると、症状が重篤化したり、最悪のケースでは死亡に至ったりすることがあります。

ウェブサイトリニューアルが失敗すると、人の命に関わる深刻な状況に至らないかもしれません。
しかし、企業にとっても致命的な結果に陥ることがあります。多数のユーザーが訪れていたページを削除してしまったのが原因で、ホームページ全体の訪問者数が激減するという取り返しのつかない大損害を被ってしまったケースは存在します。

最後に、ウェブサイトリニューアルを検討している経営者・責任者の方に向けて、必ずご注意いただきたい3つのポイントを説明します。

ウェブサイトリニューアルの注意点

前述した通り、ウェブサイトをリニューアルする理由やタイミングは、企業様によって様々です。
せっかくコスト(お金と労力)をかけたリニューアルで、期待に添えた「成果の出るウェブサイト」になってほしいですね。

すこし耳が痛い話をしますが、株式会社WACULがリニューアルを行った20サイトを調査した結果により、
「Webサイト刷新の75%が失敗に終わる」「Webサイトリニューアルにおいて、構造的変更には効果があるが、表層的変更には効果がない」ことが明らかになりました。
出典:『Webサイトはリニューアルによって改善するのか?WebサイトリニューアルとCV・CVR向上の相関関係についての調査

上記調査の母数が少ないため、筆者は統計手法でその背後にある本当の確率や起こっていることをさらに分析したほうがいいと考えます。
しかし、ウェブサイトのリニューアルを行って、改善する可能性がありますが、悪化するリスクも存在することは否定できない事実です。ウェブサイトのリニューアルを検討する際に、特に注意すべきことをお伝えします。

注意点1:リニューアルのリスクを事前に把握し、リニューアルの目的を明確化にする

例えば、リニューアル前にSEOを考慮した設計でしたが、リニューアルしたウェブサイトにSEO対策の対応に抜け漏れがあったため、ウェブサイトの表示回数は減少してしまいました。
ウェブサイトをリニューアルした結果、以前よりもパフォーマンスが下がります。なお、データの構造を変えていることで簡単に以前の状態へは戻せることはできません。

・SEOの観点からブログ機能を重視したサイトにしたい
・サイトの構造は大きく修正しなくてもOK、シンプルなデザインにしたい
上記のように、リニューアルの目的をハッキリ制作会社に伝えることをおすすめします。

特にSEOやセキュリティの問題について、専門知識がないと見つけにくいでしょう。自分でなかなか判断できない場合は、ウェブ制作の専門家に聞くのが一番の早道です。弊社は「ウェブサイト 無料診断サービス」を提供しております。些細なことでもかまいません、ぜひご相談ください!

注意点2:デザインだけではなく、ウェブサイトの機能や運営体制を考える

「他社のデザインがおしゃれ!自社のサイトのデザインにちょっと飽きたなあ」
「同業他社は2〜3年程度サイトのリニューアルに取り組んでいるよう。自社サイトは4年ほど経ちました、もうそろそろ…」

お客様からこのようなご相談がしょっちゅうきます。ターゲットに合わせてランディングページのデザインを変更したり、ABテストしたりすることは的確な戦術だと言えます。

企業のコーポレートサイトの場合は、最新トレンドを追いかけ続ける必要はないと考えます。長期的にコーポレートサイトを育て続けるため、デザインより、機能面や運営体制を重要視すべきではないでしょうか。

期間や見た目だけでリニューアルを考えると、サイトの機能を見落としてしまう可能性が高いです。
ぜひ、なぜウェブサイトをリニューアルをしたいのか、リニューアルしたサイトが実現したいことは何なのか、今後の運営体制(コンテンツを更新する方法)などをしっかりと考えた上で、リニューアルに取り組んでください。

注意点3:ウェブサイトリニューアルの制作会社を慎重に選ぶ

WEB 制作会社によって得意分野や対応可能範囲が異なります。自社サイトの課題抽出や競合調査の段階から一緒に考えてくれる制作会社もいますし、ホームページ制作のみでも対応している制作会社もいます。

ホームページは、企業の顔となる大切な部分の一つです。ウェブサイトの存在意義は、単なる情報の公開して、365日働き続ける頼りになる「24時間働く営業マン」を讃える言葉がありましたが、今も変わっていません。

しかし、ウェブサイトは、企業が何を伝えたいのか、どんな価値を提供したいのかによって大きく変わります。
ウェブサイトの本質的な価値は「見込み客や既存の顧客とのコミュニケーションの手段」だと考えます。

ウェブサイトリニューアルを外部の制作会社に依頼する場合、どのような実績があるのか、アフターフォローは的確かどうか、費用の妥当性、デザイン力、SEO対策・セキュリティ対策などの対応はもちろん、全体・中長期的な視点から下記2点もウェブサイト制作会社を選ぶ際に重要な検討ポイントでしょう。

・自社のビジネスモデルにふさわしく、的確なWEB戦略を立てる
・制作して終わりではなく、ウェブサイトの成長を育ていく

まとめ

以上、ウェブサイト(ホームページ)のリニューアルのタイミングとリニューアルの失敗を防止する注意点を解説しました。

総務省の「令和2年通信利用動向調査」によると、約9割の日本企業がホームページを公開していることが分かります。
生活者のライフスタイルの変化や企業のビジネス戦略に伴い、ウェブサイトの機能を柔軟に調整したい、デザインをもっとおしゃれにしたいと考えている経営者や事業責任者は、決して少なくありません。

本記事にお伝えしたいことは、「ウェブサイトリニューアルのリスクがあって、やらないでください」ではなく、「リスクがあって、ウェブサイトリニューアルを慎重に行ったほうがいい」ことです。

長年積み重ねて作られてきたウェブサイトは価値のある重要な資産であり、失ってよいものではありません。ウェブサイト(ホームページ)のリニューアルに不安があるというご担当者さまがいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

メルマガ登録