こんにちは!奥田です。
今回はネットショップを始められるお客様からよくいただく質問をご紹介します。

お客様:Q,「商品写真なんですけど、スマホで撮っても大丈夫ですか?」
私:A,「スマホで大丈夫ですよ!ただ、白い背景で撮っていただけるととてもありがたいです!」

商品写真はスマホ撮影でOK!

まずは結論から。
ネットショップの商品画像はスマホ撮影で大丈夫です。
なんなら何も言わずにスマホ撮影の画像をそのまま送ってくるお客様も大勢いらっしゃいます。全然OKです。

ただ、私はお客様から直接質問をいただいたら一点だけこう付け加えます。
>>>白背景でお願いします<<<

ただ、白背景だととても助かります!

こっちが今回のブログのメインです。

ネットショップで商品を販売したい時、写真を自分で撮影したい時は、
「一枚は白背景の画像を撮っておく」ことをオススメします!

弊社、株式会社るーぷではお客様のネットショップの運営のお手伝いも行っております。
ECサイトの作成、商品登録、販促のご相談などなど…

そんな中でお客様からたまにいただく、スマホ撮影で大丈夫か問題。
「スマホで全然OKです!」とお答えさせていただいております。
もちろんプロのカメラマンさんに頼んで一眼レフで撮ってもらった方が断然美しい仕上がりになりますが、ハードル高いですからね。

ただ一つだけ、スマホに限らずデジカメでも一眼レフでも、
お客様がご自分で撮る場合や、
社内やご友人で写真が得意な方に撮ってもらうといった場合は、

「一枚でいいので白背景のものを撮ってほしいです」とお願いしております。

白背景の画像が一枚あると後々の展開が全然違うのです。

なぜ白背景にこだわるのか?

さて「なんで白背景なの?」と思われる方もいるでしょう。
もっとこうオシャレな写真の撮り方のコツとかじゃないのかと。

でもそれは一旦置いといてください。
私がお伝えしたいのはこれだけ。
>>>ネットショップだと勝手が違うんです<<<

①白背景が指定のネットショップがある

まず白背景にこだわる理由の一つ目。
ネットショップによっては「必ず白背景を第一画像にしなきゃいけない」というルールが設けられている場合が結構あるのです。

例えばAmazon。
メイン画像(1枚目の画像)は必ず白い背景でないといけません。
画像登録時にAIが判別し、白い背景でないと判断されたらその画像はもう設置できません。
さらに小さすぎてもいけない、全体が写っていないといけない、文字が入っていてもとアウトという細かいルールも。

②切り抜いて使えばいい訳でもない

次に、「それなら切り抜いて白画像を作れば解決でしょ!」と思いきや、そうでもないのです。

少し前までは専門の画像編集ツールがないと難しかった切り抜きですが、
今やiPhoneに背景切り抜きが標準装備されていたり、便利なツールが増えているので、
背景を白にすること自体は割とどうにかなります。

ただ、切り抜くことを前提で商品画像を撮影すると大変なのが「色」と「量」。
そこについてご紹介します。

③背景が影響する商品の「色」

まず「色」について。
これは写真を見てもらうとわかりやすいのですが、
背景が赤とか黄色などの色付きや、柄のあるものだと商品に色が反射して本来の色と違うものになってしまうんです。

切り抜くと違いがよくわかりますね。
これだと、白いコップなのに「うっすら色がついてる商品なのかな?」とお客様を誤解させてしまいます。

実際に自分の目で見れないネットショップの商品は写真の情報が頼りなので、
こういった誤解を招く写真は望ましくないため、写真は没になるか、画像ソフトで頑張って本来の色に近付け直す作業が発生します。

ただ、こんなふうに写り込んだ色って、取り除くのがかなり難しいんです……

商品に影響のある背景だと色々と調整が必要になって、結局作業時間が膨大になるので、
「一枚でいいので白背景のものを撮ってほしいです」となる訳です。

また、今のカメラは基本明るさが自動で調整されるようになっているのがほとんどなので、
背景が黒などの濃い色だと商品が非常に明るくなってしまうという困り事も。

※実は白背景よりもグレーが一番安定して撮影しやすいです。
なので白や黒よりグレーを使おう!と紹介されているプロの方もいらっしゃいます。
しかし毎回商品が増えるたびに同じグレーの背景を用意できるか?という問題と、
白背景必須のサイトで使う画像だと全部の商品画像を切り抜いて白背景にする膨大な作業が発生してしまう問題があるので、
今回は省きます。

④見落としがちな「量」

そして「量」。
枚数です。

撮影って難しいので、便利なツールがあるなら頼りたくなるもの。
商品画像を撮るのはそこそこに、Photoshopで綺麗にして使えばOK!
と考えてしまいがち。

だけど見落とすのが「量」。
商品が10点ぐらいのシンプルなショップならともかく、
商品というのは日々増えていくもの。

毎回毎回商品が増えるたびに撮影してツールで綺麗にして……となると、膨大な時間がかかります。

⑤単純に白背景だと見やすい

最後に白背景が良い理由。
シンプルで、見やすい。視認性が抜群。

そしてお客様が見慣れている。
これが理由です。

ずらりと商品画像が並ぶネットショップの商品一覧画面を思い浮かべてください。

商品の第一画像、お客様の目に止まるように情報をギチギチに詰め込んで…としてしまうと
一枚一枚に情報を詰め込みすぎると並んだ際に逆に見づらくなってしまい、
視認性が損なわれてしまうんです。
スマホだと特に字が小さくて見えないことも……

もちろんこうして第一画像に見せたい商品の魅力を詰め込みまくる戦略もあります。
サイトの客層によってはむしろこっちを選ぶ場合もあったり。
バナーをたくさん並べる感覚に近いのかもしれません。

ただ、大手ECショップは白背景を採用していることが多く、
またそれを使うユーザーも白背景に慣れています。

白背景で揃えれば統一感が出て、ディスプレイが美しく整います。
見やすさは商品の探しやすさにもつながります。

こだわりたくなるけど、まずは白背景で一枚撮ってみてください

フリマサイトやオークションサイトで個人出品が簡単にできるようになった今の時代、
自分で写真を撮るとなると
「お客さんの目を引く写真を撮らなくちゃ!」と思うのは当然ですよね。

ましてSNSで披露されている華やかな写真たちを見慣れていると尚更、写真の撮り方にはこだわるもの。

「商品写真 撮り方」なんて検索すると
「自然光で〜」「100均で背景紙を買ってきて〜」
「グレーを使うと安定が」「構図が」「レフ板を」「ストロボを」「シズル感を」
とか色々な写真の撮り方のコツがいくらでも紹介されています。

実は昨今の画像編集ツールはどんどん進化してるので、
AIの進歩で明るさ鮮やかさ調整どころか、背景をそれっぽく豪華にするなんてこともしてくれます。

大切な商品を紹介する訳ですから、そういった画像を用意するのは大変だけど楽しいもの。

だけどそんな素敵なシーン画像を撮る中で、頭の片隅に置いておいて欲しいのが、白背景。
一枚でいいので、白背景で商品を撮っておいて欲しいのです。

結論

ここまで長々と書きましたが、
とりあえず背景が白ければOKなので、撮影の際に難しく考える必要はないです。

白い場所に商品を置いて、自然光ならなおヨシ。

白い机や壁がないなら、
白い紙や布、コピー用紙を並べるとか、白いシャツでも発泡スチロールの板でもなんでもOKです。

終わりに

そういう難しそうなのはよくわからない……といった場合は、
ぜひ私たち株式会社るーぷにご相談ください。

弊社はデザイン会社。
シーン画像、使用イメージ、合成画像、作成させていただきます。
白背景の画像が一枚あれば結構どうにかなったりします。
周りを花で囲ってくれとかなんかキラキラさせてくれかっこよくしてくれとかふわっとした指示でOKです。

また、どうしても白背景で撮影が難しければ
背景が赤だろうが芝生だろうが、切り抜きも色調整も時間さえあれば可能なので、
弊社にご依頼いただければもちろんご対応させていただきます。

商品を送って頂ければ撮影を弊社で行うことも可能です。

お客様の大切な商品を素敵にアピールするため、
この記事が役立ったら幸いです。

余談

余談ですが、
先月社内に奥田が二人に増えましたので、ブログでの名前がokuda(o)に変わりました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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