神社仏閣は日本の文化が伝わる場所であり、中でも芸術的な側面に人々は魅了されると言われています。
特に京都や奈良には有名なお寺・神社が多く点在していて、地元の人だけでなく、多くの外国人観光客でにぎわっています。

誰もがインターネットを使って検索する今の時代では、ホームページを開設しているお寺・神社も増えてきました。
今回の記事は、お寺・神社のホームページを制作する6つのコツとおしゃれなデザイン事例をご紹介していきます。お寺・神社のホームページを作る際、ぜひ参考にしてください。

お寺・神社に行く人の特徴とは?

ホームページを作成する前に、ホームページの「ターゲット」を明確にすることが重要です。
まずは、株式会社プラネットが行った『お寺・神社に関する意識調査』をまとめて紹介します。

【POINT1】日本人にとってお寺・神社はなじみ深いはずの場所ですが、若い世代は少しずつ足が遠のいていること

調査によると、性年代別では男女ともに年代が上がるほど「行く」計が高くなり、男女ともに70代以上では「両方とも行く」が5割前後を占め、「行く」計は約8割に達していました。
一方で、若年層ほど「行く」計は低くなり、男女ともに30代では6割を切りました。


出所:「お寺・神社」に関するアンケート

【POINT2】お寺・神社に行く理由について、性別によって異なる傾向が見られました。

お寺・神社ともに「観光・名所めぐり」の目的は 48%を占めています。
男女差について、お寺に行く理由には大きな差がなかった一方、神社で「おみくじを引く」(10.1ポイント)、「お守りの購入」(神社で9.6ポイント)、厄年や願いごとをかなえたいときなどに、神社を訪れる女性が多いようです。
アンケート調査の結果を下記の表にまとめました。お寺・神社のホームページを制作する際に、ぜひご参考ください。
出所:「お寺・神社」に関するアンケート

質問:どんなときに「お寺」に行く?
お葬式、法事などの仏事 70.3%
供養・お墓参り 50.1%
観光・名所めぐり 48.2%
初詣 37.5%
建築、仏像、庭園などの鑑賞 30.4%
質問:どんなときに「神社」に行く?
初詣 86.0%
観光・名所めぐり 48.9%
厄落とし・ご祈祷 32.8%
お守りの購入 31.2%
お祭り・市など 28.2%

ホームページ制作で意識すべき6つの共通点

年齢や性別によって、お寺・神社に行く目的はそれぞれですが、ホームページを制作するにあたって意識すべき6つの共通点を紹介します。

➊ 雰囲気や魅力を伝える写真と動画の活用

前述のとおり、お寺・神社ともに「観光・名所めぐり」の人が多いです。
信者や参拝者がお寺・神社の魅力を感じられるように、お寺・神社の雰囲気や特徴を伝える写真や動画を活用しましょう。
サイトにアクセスして3秒でページに滞在するかどうかを判断するユーザーの割合は、全体の約60%と言われています。最初に表示される画面(ファーストビュー)の最適化を行っていくことが重要です。

「厳粛で落ち着いた雰囲気」「非日常・神秘的な場所」「伝統的木造建築物」「美しい庭園・景観」「悠久の歴史」など、参拝者が寺院や神社に抱くイメージや行動を意識し、ユーザーを惹きつけるキャッチコピーや画像を上手く使うと、お寺・神社をアピールすることに繋がります。

画像出所:真如堂

➋ 歴史と背景を正確で分かりやすく掲載

お寺・神社に詳しい人は少なく、ほとんどの人は知識が少ないです。
今の時代にSNSや口コミを調べている人は多いですが、公式のホームページはそれより信頼性が高いと言えます。
寺院の歴史と背景を正確に掲載することはもちろん、参拝者の興味を惹くため、誰にでもわかりやすい言葉で記述することを心掛けましょう!

画像出所:薬師寺

➌ イベントや講座などの情報を定期的に更新できる仕組み

定期的なイベントや法要、講座などの情報を掲載し、参拝者にとって有用な情報を提供しましょう。
写真と簡単な説明だけでも、足を運んでみたいと考える人が増加するので、おすすめです。
特に、お寺でのイベントを開催前・開催後に簡単に報告すると、寺院の集客につながります。

画像出所:溝旗神社

➍ 拝観方法やアクセス案内の並記

寺院のホームページでは、拝観方法やアクセス方法を明示することで、参拝者は拝観時間や拝観料、アクセス方法を事前に把握することができます。
地図だけでも充分ですが、駐車場(駐車スペースの上限)や最寄りの駅・バス停(所要時間)、電話番号を記しておくとより親切です。

画像出所:橿原神宮

➎ スマートフォン表示や多言語への対応

現地で多言語案内看板を設置しているお寺・神社は多いですが、参拝する前に、寺院の公式サイトを確認する人もいるでしょう。
ホームページがスマホ対応であったり、日本語以外の言語を表記したりすると、若年層や外国人観光客を呼び込める可能性が高まります。
外国人観光客をターゲットにしない場合は、多言語対応は必要ありませんが、スマートフォン表示は最低限やっておくべきです。

画像出所:唐招提寺

➏ ホームページとSNSを連携させる

若い人に限らず、年配の方のSNS利用率が増えてきました。SNSと連携してイベントの報告や季節の絶景を発信しましょう。
SNSでの情報発信は、ホームページとSNS双方向のアクセスを促進することができるし、寺院の認知度の向上にも役に立ちます。
また、「#お寺・神社名」「#地域名」のようなハッシュタグをつけると、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。情報発信する際にはハッシュタグを忘れないでください。

画像出所:清水寺のウェブサイト
清水寺のInstagramアカウント feel_kiyomizudera

おしゃれで格好いいお寺のホームページデザイン5選

ここでは、奈良・京都などでの神社をピックアップし、お手本にしたいおしゃれで格好いいお寺・神社のホームページをご紹介していきます。

薬師寺


画像出所:薬師寺
薬師寺は、奈良県奈良市西ノ京町にある法相宗の大本山の仏教寺院です。
薬師三尊像や、東塔・西塔など、その見た目の美しさから日本で最も美しいと寺院とも称されています。

ファーストビューを動画にすることで、ホームページに臨場感を持たせ、サイトの訪問者により視覚的、そして聴覚的に訴える効果があります。
初めてサイトを訪れた人でも世界遺産・薬師寺の最大の魅力に触れやすくなっています。
ホームページを飾った曼荼羅模様は、仏教の教えを視覚的に表現したもので、非日常の空間と高い芸術性を伝えています。
スマートフォンと多言語(英語)にも対応。境内マップやアクセスなどの重要な情報ほど上に配置されていて見やすいです。

橿原神宮


画像出所:橿原神宮
橿原神宮は、奈良県橿原市久米町にある神社です。
「第一代天皇即位の地」として、「日本のはじまりの地」と呼ばれるようになりました。

ファーストビューのキャッチコピー「ようこそ、日本のはじまりへ」と広い境内写真は橿原神宮の特徴を分かりやすく表現しています。
ホームページは和紙の背景の下で、全体を文字で埋めない。余白や目に優しい色をうまく使うことで、まるで広々とした境内にいるように、清々しい気持ちになります。
「結婚式」のページでは式次第の流れだけでなく、お申し込み方法や注意事項を掲載しています。結婚式などを検討している人にとって、こういった部分を細かく載せておくと安心感につながるでしょう。

日本人向けのホームページを作るなら、橿原神宮さんのホームページがとても参考になります。

唐招提寺


画像出所:唐招提寺
唐招提寺は、奈良県奈良市五条町にある律宗の総本山の寺院です。
鑑真が晩年を過ごした寺であり、奈良時代建立の金堂、講堂を始め、多くの文化財を有します。

細めの「明朝体」を使用することで、真面目な印象と安定感・信頼感があり落ち着いたイメージを受けます。
写真のトーンに合わせ低明度の色が使われ、美しい寛大さと静寂の印象を与えるだけでなく、全体としてのまとまりが出ています。
苦難の末に中国から日本に渡り、仏教を伝えた鑑真和上を偲び、不屈の精神が感じられます。

スマートフォン表示では、概説と動画を切り替えできるスイッチのようなボタンを設置することで、唐招提寺の歴史や文化がより伝わりやすくなるでしょう。
また、日本語に加え、英語・中国語(簡体字)・韓国語の4言語での表示が可能となり、日本語以外を母国語とする方にもより簡単・便利にご利用いただけます。

真如堂


画像出所:真如堂
真如堂(正式名称:真正極楽寺)は京都市左京区浄土寺真如町にある天台宗の寺院です。
紅葉の名所として親しまれていますが、桜や青もみじ、季節の草花による彩りも美しく、一年を通じて見どころも多いです。

ファーストビューでは、画面幅いっぱいに配置されたスライドショーの色鮮やかな四季の写真が興味を誘います。また、「真如堂を楽しむ」若い女性の観光者向けの特集コーナーを設置しています。
イラストの活用で、真如堂の文化と歴史を参拝者に伝わりやすくなり、親しみやすさも演出しています。

若年層にターゲットを置き、四季折々の美しい風情を伝えるホームページを作るなら、真如堂を参考にするのもよいでしょう。

溝旗神社


画像出所:溝旗神社
岐阜県岐阜市にある溝旗神社は素戔嗚尊(牛頭天王)、天照大神をおまつりする神社です。
満月限定御朱印や肇国神社の飛行機御朱印が珍しいと言われています。

写真やイラストなどのレイアウトの要素がバランスよくトップページに配置されています。
溝旗神社の紹介、ご祈祷、お札・お守り、境内のご案内、お月夜参り、お知らせなどを1ページに簡潔にまとめて、魅力的で効果的な視覚的デザインとなっています。

上記の4つの事例と異なり、ウェブサイト最下部にナビゲーションを設置。マウスをメニューの部分に動かすと、月の光のフラッシュが現れ、深夜の中に神秘的な雰囲気を漂わせています。

最後に

お寺・神社の特徴や周辺の観光エリアによって、ホームページの構成やデザインは様々です。
弊社は観光施設のホームページ制作実績が豊富で、サイトの多言語対応も得意です。
お寺・神社のホームページ制作・リニューアルを検討している方は是非お問い合わせください!

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