こんにちは!るーぷです。

ECサイトを始めたばかりの事業者や、売上の拡大を考えている方は
「集客方法がわからない…」
「どんな広告を出せばよいのか?」
という悩みが多いのではないでしょうか。

実は、ビジネスモデル、目標顧客や商材の特徴によって集客方法が異なります。
今回の記事は、中長期的な成果と売上を拡大するため、Google広告の活用方法を説明します。

なぜGoogle広告なのか?

Google広告を使う理由としては、世界の検索エンジンで 91.88% ※ のトップのシェアだけではなく、他の広告媒体と比べて、3つの強みがあります。
※参考元【2023版】トップ検索エンジン市場シェア

➊ Google検索画面、YOUTUBE、Gmail、Google Mapなど広告が掲載される場所が豊富
➋ 認知から購入まですべての目標をまとめて達成することが可能
➌ 成果を最大化させるための優れた Google の AI 技術

特に、中長期的な成果と売上向上を考える企業様にとっては、Google広告は最適な広告媒体となります。

しかし、Google広告のデメリットと言えば、Googleで広告を配信する競合他社が多いため、広告費(クリック単価)が高くなる傾向もあります。
そのため、広告文やウェブサイトではちゃんと自社の魅力を伝えたり、自社の強みを明確に伝えることが必要です。

Google 広告をどのように配信するのか?
(やるべきGoogle広告キャンペーン)

 
Google広告を配信する場合、まずGoogle広告アカウントが必要です。
Google広告アカウントを作成してから、広告の目標に合わせて広告キャンペーン(広告種類)を選択します。

★Google広告管理画面で選択できる広告キャンペーンの種類

Google 広告を配信する基本的な流れは下記となります。

多くの Google広告の中で、EC サイトに適切なものはなんでしょう?
その答えは:リスティング広告キャンペーン、ショッピング広告キャンペーンと PMAX 広告キャンペーンの三種類です。

➊ Google リスティング 広告キャンペーン

リスティング 広告は関連商品やサービスを検索している人に広告を表示し、クリックされたタイミングで料金が発生する広告です。
★「Web制作会社」検索時のリスティング広告表示例

【Google リスティング 広告の特長】
・ターゲットの精度が高い
 商品やサービスを積極的に検索している顕在ユーザーにアプローチできます。
・簡単設定
 広告文と遷移先を設定すれば配信が可能です。誰でもカンタンに設定できます。
 ただし、広告効果を最大化させるため、キーワード選定や広告計測タグの設定が初心者にとって難しい内容となります。

➋ Google ショッピング 広告キャンペーン

Google ショッピング 広告は販売する特定の商品についての商品画像やお値段などの詳細情報を含む広告です。
★「スニーカー」検索時のショッピング広告表示例

【Google ショッピング 広告の特長】
・ECサイトの商品詳細ページに直接誘導するためコンバージョン率が高い
・Google 検索の最上部または最下部に表示されるため、ユーザーの目にとまりやすい

ショッピング 広告を配信する前に、Google Merchant Centerの開設や商品データの作成・登録が必要です。
Google Merchant Centerで記載した内容は広告配信の内容になるので、非常に重要です。
Google Merchant Centerの開設や商品データの作成方法は別のブログで解説しています。是非、ご参考にしてみてください。

➌ Google P‐MAX 広告キャンペーン

P‐MAX はパフォーマンス最大化の意味です。P‐MAX 広告は 2021 年 Google 広告で新しくスタートした広告です。
簡単に言えば、ひとつのキャンペーン内で Google の多彩な広告チャネルと広告枠を活用できる広告です。


画像引用元:Google広告「Performance Max campaigns launch to all advertisers」

【Google P‐MAX 広告の特長】
・1つのキャンペーンでGoogle広告すべての掲載面に配信できる
Google検索エンジン以外、YOUTUBEやGmailなどGoogle広告が持つすべての掲載面に柔軟に配信できます。
予算が少ないが、認知から購入までユーザーに全方位にアプローチしたい企業様にとって、最適な広告キャンペーンです。

・機械学習による最適化・自動化が進む
P-MAX キャンペーンのもう一つの大きな特徴は、
一つのキャンペーンで複数の広告枠にまとめて配信できるため、データ量やバリエーションが充実することです。
広告の成果が最大になるように機械学習で自動的に調整が行われ、運用時間が大きく削減できます。

しかし、自動化が進んでいる反面、キーワードごとの成果を確認できず、
また、時間帯、地域やクリエイティブごとに合わせた細かい調整をすることができないデメリットがあります。
下記のようにリスティング広告をベースに、P‐MAX 広告で補完して配信することをおすすめします。

Google 広告は運用型広告の一種です。目標を達成するため、「運用」が命です。
ご予算や広告はもちろん、ユーザーのリアクションや広告の目標などに合わせて、柔軟に調整しましょう!

中長期的な視点で、注意すべきこと

➊ CPA(顧客獲得単価)ばかりにこだわらないこと

Web広告を運用する際に、いかに安くいかに多くCV(コンバージョン)を獲得するかを考えている企業様は多いです。
コンバージョン単価を下げる最もシンプルな方法は、ムダを省くことです。
当然の施策ではありますが、コンバージョン単価の高い(目標基準より悪い)広告を停止し、よい広告だけを残します。
しかし、何カ月が経った時に「売上が下がってしまった」という問題が起こることがあります。

よく考えると、コンバージョン単価が低いユーザーは既存顧客です。
既存顧客へ広告配信をすれば、コンバージョン単価は改善されやすいです。
反対に、ユーザーが新規顧客に至るまで時間もコストもかかりますので、
CPAばかりこだわると、新しいユーザーへのアプローチ量は減少し、新規顧客が減ります。
既存顧客も月に何回も買うわけではありませんし、離れてしまう顧客ももちろんいます。
売上が下がっていくという現象が起きる可能性があります。

CPA(顧客獲得単価)ばかりにこだわらないように、カスタマジャーニーに基づき、中長期的なWeb広告配信戦略を立てましょう!

➋ コンテンツの除外とフリークエンシー キャップの設定をすること

・コンテンツの除外
コンテンツの除外とは、広告主のブランドに適さない可能性、または広告の配信目的にそぐわない可能性があるカテゴリのウェブサイト、動画、アプリに広告が掲載されないようにする機能です。
内容の良くないウェブサイトに自社の広告が掲載されると、企業のブランドイメージが下がります。
キャンペーンを作成する際に必ず除外しておきましょう!

★ディスプレイネットワークキャンペーンで設定可能な項目は以下です。

・フリークエンシー キャップの設定
普段ウェブサイトを見ているときに同じ広告を何度も目にして不快に思ったことはありませんか。
一度不快に思うと、その商品やサービス・会社に対するイメージも良くなくなりますよね。

フリークエンシー キャップは、同一のユーザーに広告を表示する回数を制限する機能です。
(キャンペーンと動画キャンペーンのみ)
短期間に何度も同じ広告に触れるとユーザーはストレスを感じてしまうので、適切な広告の表示頻度を設定しておきましょう!

➌ Google 広告以外の集客手法やアクセス解析などの活用

新規顧客を集めたとしても、既存顧客がどんどん流出してしまい…
広告費を使ったとしても、ECサイトの導線に問題があって購入数は伸びない…

それはまるで「穴のあいたバケツに水を貯める」のような状況です。
Google 広告だけではなく、メルマガを配信したり、アクセス解析を行ったりすることでバケツの穴を塞いでおきましょう!

最後に

冒頭に説明したように、皆さまの状況はそれぞれです。

世の中に絶対的な正解がないため、ビジネスモデルや現段階の目標に合わせた広告媒体を選ぶことが重要です。

例えば、顧客が特定のコミュニティとなる、D2C(消費者直接取引)というビジネスモデルの場合は、Google 広告より、 SNS 広告でファンを集めながら、集客したほうがよいかもしれません。
また、ヤフーショッピング、Amazon で出店する企業様は、ヤフーショッピング、Amazon のモール広告のほうが成果が上がりやすいです。

弊社では、EC 事業者様に最適な広告配信手法をご提案しております。
専門知識を有した運用者が費用対効果の高い広告運用をお手伝いいたします。
Web 制作や集客などのお悩みがありましたら何なりとご相談ください!

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