画像合成をもっと簡単に!
こんにちは奥田です。
デザイナーの腕の見せどころ、楽しみつつもいつでも頭を悩ませる、画像合成。
慣れていないと大変ですが、
慣れてきたらきたで、いくらでも修正できてしまうので細かいところにこだわりすぎて
永遠に色に迷い続けて睨めっこして、時間が消えていく……なんて落とし穴も。
そんな時に欲しいのが自分以外の目の存在ではないでしょうか。
誰かが「だいたいこのぐらいの色味にすればいいよ!」と言ってくれれば作業もイメージしやすく、完成品にも自信が持てる。
今回紹介するのは背景と被写体の色味を自動で合わせてくれる「お手本になってくれる」便利機能です。
画像合成の悩みどころの「色」
写真は撮った場所や時間、天気や明るさ、カメラのレンズの設定で色味が大きく異なります。
なので画像のように、夏に撮った写真から鹿を切り抜いて秋の背景写真にコラージュしてもなんか違う……となってしまいます。
ニューラルフィルター
今回は「ニューラルフィルター」の「調和」を使って画像を調整していきます。
これは文字通り、自動で背景レイヤーと被写体レイヤーの色味を調和してくれる便利な機能です。
①写真を用意
まずは切り抜いた被写体レイヤーを上に、背景レイヤーを下に並べます。
※切り抜きは割愛します
②[フィルター]>[ニューラルフィルター]を選択
③こんな画面が開きます
④左側の[調和]を選択します。トグルスイッチが青になったらOKです。
⑤右側の[参照画像]>[レイヤーを選択]から調和させる背景レイヤーを選択します。
⑥自動で色調が調和されました!あっという間です。
[調和]前後の比較。
手動だと迷走する色味調整もこれなら一瞬。
このまま使ってもいいですし、なるほど大体この色ぐらいにすればいいのか!と色味の参考にしてもよしです。
完成!
背景の光源に合わせて反射や影を書き足して、いい感じにちょいちょいとすれば完成です。
まとめ
今回の記事は以上です。
いかがだったでしょうか?
ではまた次回。