ブログをご覧の皆様、お初にお目にかかります、
株式会社るーぷ新人デザイナーの細川です。以後お見知りおきをよろしくお願い致します。

今回初めて社内ブログを担当するということで軽ーく自己紹介でも、と思ったのですが
特に個性があるわけでもなくとりたてて面白みもないので
ここは自分の紹介なんかではなく、自分の好きなモノの紹介でもしてみようと思います。

自分の好きなモノ=イラスト、漫画、絵画(アート)デザイン、、とにかく美術全般!

その中でも現代アートには最近ハマり出して勉強中なので、
自分自身の復習も兼ねて、入門編として現代アート初心者が絶対最初に知っておくべき人物(作品)を一人ご紹介致します!
まだまだ勉強中なので、解釈などに間違いがあるかもしれませんが、そこは大目に見てください 笑

 

保険かけるのもそれくらいにして早速いきます、これから現代アートを勉強したい!
という人が一番最初に知るべき人物(作品)

それは、、

マルセル・デュシャン作「泉」!!

 

このマルセル・デュシャン、現代アートの父とまで評されるすごい人物なのですが
じゃあ一体何がそんなにすごいんでしょうか。
百聞は一見にしかず、とりあえず代表作「泉」をご覧ください。

 

 

マルセル・デュシャン「泉」(1917年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、、便器やん」

と思ったあなた、大正解です!デュシャンは男性用小便器を作品として展覧会に出品したのです!!

全く驚きですよね。

現代アートの概念がない当時の人々も当然同じ反応でした。
審査員達からは「芸術をばかにしている」などと酷評されデュシャンの泉は出品を拒否されたのでした。

しかしこの一連の事件はのちに様々なアーティストに大きな影響を与えることとなります
ここから現代アートという新たな概念が少しずつ世に浸透していきます。
これがデュシャンが現代アートの父といわれる所以なのです。

デュシャンはなぜ便器をアートとして持ち込んだのか?
という疑問には様々な解釈がありますが、
デュシャンはそもそもそれまでの美術に懐疑的でした。
この時代のアートは美術的教養を持った鑑賞者が作者の制作意図を理解するという楽しみ方でしたが、
デュシャンは教養の有無に関わらず鑑賞者が作品と対話し、独自の解釈を持つことに意味がありそれこそがアートであると考えていました。

だからこそ、当時の美術を否定する、場違いなどこにでもある便器をあえて美術展覧会に持ち込み
鑑賞者それぞれに解釈させ、新たな価値を生もうとしたのでした。

 

このデュシャン他にも、自分の大好きな
「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」「1.水の落下、2.照明用ガス、が与えられたとせよ」
など当時では考えられない革新的な作品をたくさん創り出しているのですが
時間もあれなので本日はこの辺で。。

本日は入門編としてマルセル・デュシャンを紹介致しました。
デュシャンの作品に興味が出た方は是非一度調べてみてください!
きっと新たな世界が広がっています!

自分もデュシャンのように革新的で誰もがあっと驚くモノを作れるデザイナーになれるよう
日々貪欲に勉強していこうと思います。

 

それでは拙い文章で失礼致しました、細川でした。

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